2010年度MSB校友会大阪支部紙漉き見学体験ツアーの報告

すばらしい見学体験ツアー

梅雨の時期で雨に降られる覚悟で貸し切りバスで朝ナンバを出発しました。 参加者は16名でした。雨にもあわず、すばらしい見学会でした。

主な目的は奈良県東吉野の川上村での、和紙の本格的な紙漉き体験です。 人間国宝の福西さんはユーモアたっぷりの話術で一人一人に親切に手をとって教えてくださいました。 体験で作った紙は乾燥させた後に各人に送られてきます。 山から湧いてくる水で添加物の無いのりを使用して出来る和紙は1000年以上も品質が変わらないそうです。 その品質から文化財の修復に使われており、 来週も文化庁の方がこられるそうです。皆も感激してお土産に和紙をそれぞれ買って帰りました。 (この和紙に絵を描いたら1000年後まで残る!!?)

後は「匠の聚」(たくみのむら)でのガラス・七宝焼き体験や吉野川の「源流館」を見に行くグループと別れそれぞれ川上村を肌で感じました。 亡くなられた二紀会の「小西保文」アトリエ記念館の油絵は実にすばらしいものでした。 吉野の美しい自然の中で充実した一日でした。 事務局長 大年弘子