2004年度MSB校友会大阪支部淡路島の瓦工場見学会の報告

10月10日(日)~10月11日(月) 淡路島の瓦工場見学会

今回の淡路島の瓦工場見学会は、10月10日(日)~10月11日(月)の一泊、参加者13名で実施しました。台風22号が去ったばかりの淡路島は、澄みきった初秋の素晴らしい天気で、私達一行を迎えてくれました。

一日目は、西淡.三原ICで高速道路を下り「瓦の公園」「イングランドの丘」を経て、鳴門海峡を渡った後「大塚国際美術館」鑑賞班とスケッチ班の2グループに分かれました。 大塚国際美術館では、古代ポンペイの壁画からピカソのゲルニカなどの現代絵画まで、1071点もの陶板名画を鑑賞。展示品はオリジナル作品と同寸で額縁まで同じもの。鳴門で世界中の美術館を巡っているようで、特にシスティナ礼拝堂の天井画と壁画が再現されたシステイナ・ホールでは、バチカンの礼拝堂にいるような錯角すら覚えました。 その後合流し、歩いて鳴門大橋の中程(丁度大渦の真上、45mの高さ)から満潮の渦を見学。再び淡路島に戻って、宿の「うめ丸」で温泉に入り、夜は鯛尽くしの料理を堪能しました。 二日目は、「魚彩館」で新鮮な魚を買った後「西淡町産業文化センター」で瓦粘土の造型実習を楽しみ、そして今回メインの、中央鬼瓦工業所他で「プレス瓦、平瓦、鬼瓦」の制作現場を見学。古い瓦、地震対策の新しい瓦、そして瓦材を使った新しい作品などに興味は尽きませんでした。最後に行ったのは、日本南画界の第一人者、直原玉青画伯の作品を集めた「玉青館」。午後6時近く、夕日が美しい明石大橋を渡り帰路につきました。 好天に恵まれ、楽しい経験と美味しい料理に舌鼓を打った今回の見学会は、皆さんのよい想い出として残るものと思います。 終わりに、今回の「淡路島の瓦工場見学会」でいろいろお世話いただいた大阪支部の福原睦郎氏に心から感謝を申し上げます。 (世話人 栗原逸平記)

1日目

2日目